DaiGoさんの、『究極のマインドフルネス』を、読みました。
濃い目の瞑想本かなと思ってましたが、全く違い、自分を客観的に見ることの重要性を説明しています。

ざっくり概要
「マインドフルネス=気づき」として解説しています。
今抱えている悩みはほとんど勝手に懐いてることが多いです。
自分のことを客観的に見て、自分を変えていった方が、生きやすくなる。
人間の心の部分を説いた本です。
この本がおすすめな人
- 自分に自信が無い
- クヨクヨ悩みやすい
- 他人に嫉妬してしまう
- 瞑想って怪しいと感じている
- メンタルが安定していないと感じている
この本の情報紹介
2020年8月出版
237ページ、読了まで150分
メンタリストDaiGo 著
一言で言うと、「ムダに悩まず、根拠の有無は問わず自信を持ち、マイナスな思い込みはやめ、自分の弱い部分に気づいて、それを利用していきていくことが重要」だと説明されています。
目次
『究極のマインドフルネス』の要約=根拠のない自信を持て

『究極のマインドフルネス』の要約=根拠のない自信を持て
この本で紹介されている具体的な瞑想のやり方は、とても簡単で、3秒できるものもあります。

本の概要
- 今の自分の感情に意識を集中させることが大事
- クヨクヨ悩むのは、集中力の低下を招き、生産性が下がる
- 嫉妬の感情をうまく利用できれば、あなたが行動するきっかけを与えてくれる
- うまくいった人はチャレンジしている、根拠はなくてもいいから自信を持って行動することが最重要
マインドフルネス=気づくことです。
自分がしていることを認識して、あるがままに自分の状態に気付づき、その状態を明確にしていく行為です。
自分が今何をしていて、何を考えているか、他人の目線で理解できるようにしていくことが目標です。
目次
第1章:今日から「無駄に悩まない」人になる
第2章:根拠なき自信をもって前を向く
第3章:思い込みをやめて、心をリセット
第4章:自分の弱みを生きる力に変えよう
第5章:人生を変えるマインドフルネス瞑想
最初から最後まで、瞑想のHOW-TOが書かれているわけではないです。
瞑想法を知りたいのであれば、別の本の方が良いです。
自分のメンタルとの向き合い方を中心に書かれています。
印象に残った内容を要約
このパートでは、ポイントと感じた箇所を要約していきます。
マインドフルネスの基本のABC
- Awareness:自分が今何をしているか気づくこと
- Being:自分がしていることに気づいてはいるが、その行動が良いか悪いかは判断せず、その行為をしている自分を客観的に見ている状態
- Clarity:あるがままに明確に捉えること
この3つが、マインドフルネスを考えるときの基本になってきます。
無駄に悩まない
まず最重要なポイント
ムダに悩んではいけない、反芻思考=悪。
同じことをクヨクヨ悩む=集中力の低下につながる→脳の一部が悩むことに使われてしまうため。
どうしてもマイナス思考になりがちな人は、緑の中を歩くのもおすすめ!
「悩みの視点」を切り替えよう
クヨクヨと悩んでしまうなら、視点の切替「メタ認知(自分を客観的に見ること)」力を身につけましょう。
- 他人視点
- 長期的アドバイス
- 最悪の状況を想定
この3つポイントを押さえて自分と会話をするように向き合うと、他人からよりも良いアドバイスを、自分自身からもらえるようになってきます。
人は、友人に起こった問題の方が、自分に起こった問題よりも的確に判断できる傾向があります。
自分に起きた出来事も、他人に起きたものだと置き換えて、解決していくと冷静に判断がしやすいということです。
そのSNSの時間は本当に必要?
「現代のスマホ依存→集中力減→誘惑に弱くなり常に刺激を求める」→この状態は危険。
Instagram、X(Twitter)にハマっていくと、他人への嫉妬が増幅していく、これがSNSの注意点。
- 「あの人、良い物食べてる、高級品身につけてる、いいなーいいなー」
- 「とにかくいいねが欲しい」
こんな感じになってしまうと、完全に依存してしまっています。
人は変われる=科学的に立証されてる
人間は、「人はどのように変わるのか、を科学的に勉強する」と、不安やうつが大幅に改善していきます。
失敗しないようにするのではなく、失敗してもいいと思えるメンタルにしておくといいです。
「失敗する=チャレンジしてる」→とプラスに捉えましょう。
自信に根拠は不要
「自分はコミュニケーションが下手かも」という不安が、コミュニケーション力を更に下げています。
先行きがわからない現代だからこそ、根拠のない自信を持って行動することが重要です。
うまくいった人はたくさんチャレンジしてます。
一個失敗するたびに凹むんでる暇なんてないです。
目標の立て方は大丈夫か?
自己目標を立てて、自分を変えよう変えようと、思えば思うほど不安やうつが悪化していく=目標の立て方が悪い。
「自分のためではなく他人のため」が良い目標→自信アップにつながる。
あなたのメンタルは大丈夫か?
メンタルが弱い=緊張に弱い、不安に弱い、感情が不安定ということ。
常に自信満々の人でも、ちょっとしたことでキレる人は、メンタル弱い部類に入る。
態度がデカイ≒メンタルが強い→イキってるやつほどメンタルが弱い。
嫉妬はうまく利用しよう
嫉妬の感情は、自分が欲しい物を相手が持っていたときに起こる→裏を返すと嫉妬を感じたものが、自分の欲しい物ということ。
自分が嫉妬したときに、何に対して嫉妬したのかを分析するといいです。
例)「あの人の投稿がいいねが多い、悔しい〜」
▼
欲しいものは、『周りから認められたい承認欲求』
▼
この欲求を行動のきっかけにすることが重要
行動につながらないネガティブな感情は意味がない。
妬みの感情をうまく使わないと、ダメ人間とばかり付き合うことになります。
今の自分に近い人だから嫉妬するんです。
人の成功を祝ってますか?
他人の成功を祝うことができないと、成功に関してネガティブな感情が積もっていきます。
人の成功を祝うことによって、「自分もいつかそうなろう」、というモチベーションになります。
他人の成功は進んで祝うようにしましょう。
マインドフルネスのポイント
マインドフルネスのポイントは、今に集中すること。
瞑想中は、注意が逸れて、注意を戻すときに鍛えられます。
最初はうまくできないかもしれませんが、続けることで長い時間できるようになってきます。
書評まとめ:究極のマインドフルネスの要約

まとめ:究極のマインドフルネスの要約
マインドフルネス=怪しい、というイメージがありましたが、この本は自分自身と向き合う良い機会をもらえます。
自分を客観的に捉えて、今の心境を重要視して向き合うことが大事です。
今に集中するのが最優先。
嫉妬はしてもいいので、自分が何に大して嫉妬したのか、冷静に分析しましょう。
嫉妬を分析することで、あなたが何を欲しているのかがわかります。

おすすめの方
- 自分に自信が無い
- クヨクヨ悩みやすい
- 他人に嫉妬してしまう
- 瞑想って怪しいと感じている
- メンタルが安定していないと感じている
以上一つでも当てはまる方、ぜひ読んで見てください。
“最後に”
何事にも自信が大事。明日、いや今日から、根拠はなくていいので、自信を持って生きていきましょう。