本記事について
地方から東京へ上京転職を考えている方向けの記事です。
- 東京で働いていけるのか
- 関東の人と絡んだことがなく、人間関係面でも不安
- 物価、駐車場代などお金の面で不安
東京で働いて見たいけど不安が多い方向けの記事です。
27歳の時に東北から、33歳の時に関西から、再上京した実経験をもとに書いています。
地方出身、東京での就職歴がない方向けの記事です。
- 東京で働く上で気をつけること
- お金の面はどう工面していくか
- 田舎かの人間が都会の人とどう接していくべきか
以上の点を中心にまとめています。
記事内容
- 20代のうちに東京で働いてみよう→20代後半上京転職でもOK
- 上京転職して感じる、東京の物価の高さ
- 東京は地方出身がたくさん=気にせず上京転職可能
- 地方から上京転職するなら、東京のエージェントを使おう
筆者の経験談
27歳のときに東北から上京し、33歳の時は関西から再上京し、現在は東京に住んでいます。
準備と覚悟が必要ですが、20代後半からでも上京転職は遅くなく、難しくもないです。
むしろ、ある程度貯蓄があり、社会人経験があるため、新卒で上京するよりもハードルが下った感覚がありました。
地方から東京に転職する際は、かなり勇気がいると思います。お金や言葉、人間関係、漠然とした東京でやっていけるのかという不安など。
上京転職した結論
- 本当にお金が貯まらない
- 満員電車がかなり苦痛
- 周囲の人間関係を気にする必要がなく心が楽
6,000文字弱の長い記事ですので、気になる箇所を読んでみてください。
目次
20代後半から上京転職でも遅くない
地方にいる20代の方におすすめなのは、一回でもいいので、20代のうちに首都東京で働いてみることです。
若いうちに、下記を自分の目で見て感じられ、人生観を変えることができるからです。
- 人の多さ
- 日本の中心の現実
- 東京の朝の満員電車
- 都心の殺伐とした雰囲気
地方にいるとなかなか感じることができないため、旅行ではなく実際に住んで感じてみるのが一番よいです。
東京の感想
- 孤独好きには最高
- 満員電車が苦痛
- 世界都市なだけあって最先端に触れることができる
満員電車で仕事に行くまでが大変
朝も帰りも満員電車で、電車通勤がかなり大変でした。
特に朝の7〜8時台は基本満員電車でストレスマックスです。
夜も沿線によっては、混んでいてほぼ座れません。
きついとは聞いていたものの、実際に体験すると想像以上です。
特に夏場はもはや拷問です。
満員電車のストレスや、臭い電車の中の修羅場感は、自分で実際に感じないとわからないです。
ポイント
- 精神衛生面を考慮すると職場近隣に住むのが最適
- 満員電車は一定覚悟
少しでも上京したい気持ちがあるなら、早いうちに行動に移そう
心の中に少しでも上京してみたいという気持ちがあるのであれば、1日でも早いうちに行動に移すことをおすすめします。
たとえ同じ経験でも、20代と30代ではかなり、その後の人生に与える影響度が大きく違ってくるからです。
今は田舎生活・移住が流行ってます。
20代で移住することは、ちょっともったいないかなと感じます。
得られる情報量や刺激が、東京と比べて段違いです。
田舎は年齢層が高く、街全体のエネルギー、覇気が少なく、若いエネルギッシュな人材が、地方で詰んでしまうのは、非常にもったいないと感じます。
<余談>
東北は大幅人口減が続いており、若者が地元に未来を感じていない証拠です。
東北、人口の減少幅拡大 秋田・青森など4県1%超 2019/7/10 18:56
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47192770Q9A710C1L01000/
とはいえ、今は場所を選ばず、稼ぐことも可能になってきているので、考え方は人それぞれです。
地方国立大学文系の就職・就活は「地元企業以外不利」で、地方からの就活に関して記事にしています。
地方国立大学文系の就職・就活は「地元企業以外不利」
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上京転職して感じる、東京の物価の高さ
超個人的な感想ですが、東京は住むところではなく、働く、観光するところかなと感じます。
働いたり、遊んだりするには、世界でもトップレベルで最適な場所です。ただ、住むとなると、話はまったく別です。
あんな家があんな値段?
東京は日本でもダントツで物価が高いです。ボロ屋の1Kでさえ7万円台がザラにあり、とても普通の20代の給与、貯金では余裕持って住めません。
手取り=生活費になってしまい、到底貯金なんてできません。
ちょっと遊ぶと赤字です。
東京に就職して、東京に住みたいのであれば、それなりの覚悟が必要です。本当に思ってる以上に、本当にお金がたまりません。
車好きにはキツイ
何よりも衝撃だったのは、駐車場代が異常に高いことです。
駐車場がとにかく高い
15,000円だと安い方で、平気で2〜3万円代があります。
青空ジャリ駐で、この金額です。地方なら部屋借りれるレベルです。
車を持ちながら、東京に住みたいと言う場合は、23区外の駅遠の極小ボロ家に住むことを覚悟した方がいいです。
上京してわかりましたが、東京は車がほぼ不要です。電車が時刻表不要な位走ってます。よほどの車好き出ない限り、東京では車は諦めるのが賢明です。
就職先に家賃補助があったら最高
就職先の家賃補助があったら最高です。都内住みたいなら、家賃補助を重要視して、会社探ししても良いのではないかという位、重要です。
会社から2駅圏内の場合、補助が出たり、大手だと、独身・単身の場合、家賃数十%補助の案件もあります。案件数は少ないですが、転職先候補の条件に加えてみるのもよいです。
仮に3万円補助出たら、ひと月分の食費をまかなえますし、自己投資や貯蓄に回すことができます。
家賃補助に依存はNG
しかし、家賃補助メインで選んでしまうと、退職後の家賃支払いに苦労するため、あくまで補助として捉えましょう。
気にせず上京転職可能→東京は地方出身がたくさんいる
東京の人口は1,400万人を超えています。もちろん全員が純正東京人ではなく、地方出身者も多数います。
田舎出身は気にしなくてOK
出身地は結構気にしますよね。地方から出て就職して、そのまま結婚するパターンが多く、周り見ると結構地方出身者がいます。
そのため、田舎出身のことを気にする必要なしです。
田舎出身のことを馬鹿にされることが多々あります。特に東北地方は。
ムカつきますが、いい感じに受け流しましょう。
生まれたくて田舎に生まれたわけではないので。
『田舎・地方出身を馬鹿にされた時の対処法4パターン』でも、馬鹿にされた経験をまとめています。
田舎・地方出身をバカにされた時の対処法4パターン
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なまり問題:「なまってみてよ」のフリがダルい
地方出身者、特に東北などの、強い訛りが地域の育ちだと、自分の方言が気になりますよね。
基本的に同郷以外の人に、なまりは出さない方がいいです。
標準語は話せるものの、地元では、気恥ずかしさと、もろ浮いてしまうんで、使わないですよね。
でも東京だと周りが基本標準語なので、ガンガン話せますし、使っているうちに、標準語話す自分に慣れます。
関西弁くらいメジャーだといいですが、基本標準語使いましょう。
普通に話してる人でも、地方出身だったりして、話を聞いていくと同じ思いを抱えていた過去があるようでした。
東京にいると、地方出身同志、仲良くなったりします。
やっぱり同じ思いを抱えて東京に出てきているパターンが多く、共感しあえる点が多いからです。
- 「全然なまりでないね〜」
- 「一回なまってみてよ」
このフリ、結構されると思いますが、受け流してOKです。
基本こんなフリは完全無視しましょう。
単純にマウント取りたい、馬鹿にしたい、それだけです。
相手が嫌がることがわからない人間の相手をするのは、あなたの貴重な時間の無駄使いです。
『津軽弁から標準語への変換【聞き取りがかなり難しい】』で、方言について語っています。
津軽弁から標準語への変換方法【ネイティブ監修】
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地方から上京転職するなら、東京のエージェントを使おう
地方から東京に就職希望の場合は、東京在住のエージェントを使いましょう。
地方からの自己応募はなかなか大変
地方から上京して転職する場合は、エージェントを通して、転職活動することをおすすめします。
自己応募の場合、面接設定で非常に苦労します。
エージェント経由だと、面倒な面接調整を代行してくれるので、自分は面接の準備に時間を使うことができます。
エージェントを通すと、なるべくまとめて面接を受けたいなどの都合を、うまくまとめてやってくれます。
一度、『地元密着!! あなたの転職を応援!!』みたいな、地方の代理店に登録しました。
当たり前のように、地元中心かつ、案件が以上に少ない、そして東京へのパイプが弱いと感じました。
地方から出て、絶対に東京で働くという場合は、都内のエージェントを使いましょう。
地方からでも、20代なら経歴をさほど気にする必要ないです。働き口はたくさんあります。
とにかく早く、面接させたがるエージェントには注意しましょう。
あなたを手取り早く、内定が取れそうなところに入社させて、売上を稼ぎたいだけのタイプです。
こんなタイプのエージェントの場合、あなたの大事な将来を預けるのはやめましょう。
020年〜は地方民に追い風
地方民にとっては、わざわざ東京に行かなくてもよくなり、交通費も時間も大幅に削減できます。
東北からの就活の例
費用が、夜行バス、食費、宿泊費など、もろもろ合わせて、一回の上京で3万円を超えました。
これを軽く10セットは行ったので、30万円ほど消えてます。就活自体にお金がかかってました。
Web面接だと、時間的にも、お財布事情的にもかなり良い影響がありますね。
今後はWeb面談が主流になり、直接エージェントにあったり、企業面接へ行くことは減るでしょう。
地方在住の方に取っては、わざわざ東京に行かなくてもいいので、かなりメリットがあります。
2020年以降は、面接も最終以外は、Web面談で行う企業も増えてきています。
就活も転職活動も、夜行バスを使って10時間以上時間をかけて上京し、面接や説明会に行ってました。
移動が減るのはかなりメリットが大きいですね。
『地方から東京での就活の注意点【地方大学生向け】』で、夜行バス就活・転職活動のつらさを語っています。
地方の田舎から東京で就活・転職したい【注意点まとめ】
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地方から上京転職するときに利用したサイト
以下、地方から上京転職するときに使用したエージェントとサイトです。
地方の媒体やハローワークも使用しましたが、結局都内の求人会社を使って転職しました。
企業も全媒体に載せてなかったり、効果を見て、出す媒体変えたりする場合があります。
必ず複数社登録して、希望する会社がないか、確認してみましょう。
上京転職で使ったサイト
リクナビNEXT:自己応募で使用。求人数が多いので、他媒体で掲載がない案件があることもあります。
doda:dodaで上京転職に成功しました。担当の方が非常に丁寧で、最後まで伴走してくれました。
リクルートエージェント:案件数も多く、評価が高いだけあって、エージェントの質も高いです。
もし登録がまだの方は、セカンドオピニオンも兼ねて、複数社登録しておきましょう。
3社のエージェントと話しましたが、最終的にはdoda経由で転職しました。
具体的な上京転職の話は、『26歳で未経験転職は最高のラストチャンス【第二新卒】』で、語っています。
26歳で未経験転職は最高のラストチャンス【第二新卒】
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まとめ:20代後半からでも遅くない上京転職法
20代の若いうちに、地方から東京への転職は、一度経験しておくと良い経験になります。
東京の生活を通して、地方の良さや悪いところに気がつき、都会、地方どっちの道を選んでいくかの、判断基準を作ることができるからです。
東京の他に、大阪、名古屋にも住みました。
都会は利便性と人間関係のうえでは、個人的にものすごく暮らしやすかったです。
給与水準が高いため、固定費をうまく調節できれば、懸念のお金の部分を解消できるでしょう。
東京、地方、それぞれ良い悪いがあります。
あなたの目で判断するためにも、20代のうちに東京を経験しておくと、良い判断軸ができます。
30歳過ぎてしまうと所帯持ちの方も増え、東京へ働きに出るのは、かなりの覚悟が必要になってきます。
悩んだり、少しでもチャレンジしたい気持ちがあるのであれば、20代のうちに上京してみましょう。
地方から東京に出て、苦労し、結局東京からは離れましたが、とても良い経験になりました。
『営業に向いてない?テレアポ・飛び込みで毎日がつらい』で、都内で働いた初めての経験をまとめています。
比較的身軽な20代後半のうちに、上京してみることをおすすめします。
人の意見より、自分の経験が何よりも響きます。
もし合わなかったら、田舎に戻れば良いだけです。
1回きりの人生、悔い残さないように、挑戦しておきましょう。
上京転職で使ったサイト
リクナビNEXT:自己応募で使用。求人数が多いので、他媒体で掲載がない案件があることもあります。
doda:dodaで上京転職に成功しました。担当の方が非常に丁寧で、最後まで伴走してくれました。
リクルートエージェント:案件数も多く、評価が高いだけあって、エージェントの質も高いです。
求人は物件同様、生物のため一期一会の場合もあります。自分に合う案件であれば、早めに応募することをおすすめします。
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