DaiGoさんの『超客観力』の要約記事です。
僕は協調性がないので、少し磨こうと思い、この本を買いました。
自分自身を深掘りするワークがあり、重めの内容でしたが、自分と向き合うことができます。

ざっくり概要
人間に本来備っている「客観力」を取り戻すための方法が書かれた本。
脳をフルに使うワーク多数で、自分と深く向き合えます。
この本がおすすめな人
- 自己中心的な人
- ナルシストの人
- 自分に自信がある人
- 普段深く思考しない人
本の情報紹介
2020年4月出版
240ページ、読了まで90分(ワーク除き)
自分自身の内面を深掘りするワーク中心の書籍です。
メンタリスト DaiGo著
『超客観力』を読んだ感想→ナルシストは危ない

『超客観力』を読んだ感想→ナルシストは危ない
内容が重めでワークをこなすことに、少し疲れてしまい休み休み読んでました。
この本だけではないですが、DaiGoさんの本はワークが多いです。

本の概要
人は客観性が大事だとわかっているもの、心から客観力を欲しいと願っていない。
自分自身のことは自分が一番わかっておらず、他人の方が良く理解している。
だから自分のことは、他人に判断を任せた方が正確だったりする。
思い込みに惑わされないために「自己省察」力を上げ、自分の能力を正しく知り、「知的謙遜」を持って、より深く成長していくことが重要。
目次
- 客観性に関する3つの思い込み
- 自分を知る6つの質問と価値観リスト
- 「自分はどんな人間か」を掘り下げまくる「内観」の技術
- 自己省察スキルを高めるトラッキングテクニック
- 客観力の最大の敵「反すう思考」に立ち向かう方法
- Googleが最重要視!最強の判断力を手に入れる方法【知的謙遜】
- 知的謙遜が身につく10のエクササイズ
- 他者の知的謙遜を育てるための「ソクラテス式問答」
キーワードは「自己省察」と「知的謙遜」です。
自己省察:自分の欲望を正しく知り、思い込みに惑わされない真実を見抜く力
知的謙遜:自分の能力を正しく知り、より深い成長をうながすための力
※『超客観力』P27参照
知的謙遜は、Google社が最重要視している特性です。
「知らないことは知らない」と素直な態度が必要とし、自分の知識に関して、性格に把握できている人材を登用しているようです。
印象に残った内容まとめ
・ナルシスト(=自信家)は総じて客観力がない
自信過剰で、謙遜することを知らず、自分の本当の能力を過信している傾向が強く、自分自身とうまく向き合えていない。
・SNSの写真は他人に選んでもらった方がいい
他人の方が、私たちのことをより理解しており、ベストプロフィール写真を選ぶには、他人の目を利用した方がいい。
・自分の価値観、能力を正しく理解していればブレない
self-concept clarity(自分のことを良く知っていて、自分自身に安心できている心の状態)が高い人ほど、人生の満足感が高く、ストレスも低く、仕事の生産性も高い。
・頭の良い人、専門家ほど「知的謙遜」が姿勢がない
自信の能力の過信、なんでも知ってると、高を括っている傾向が強い。
・「知的謙遜」を身につけるには、情報源を複数持つこと
自分の興味があること、好きな考え方など、視点が自分にしか向いていないと、情報の偏りが生まれ、結果として知的謙遜がない人間になってしまう。
常に自分の持っている情報が正しいのか、疑問を投げかけることが重要。
行ったワーク共有
全部紹介すると数が物凄いので、価値観リストだけ、ご紹介します。
簡単な流れ
- 80個の価値観リストを確認
- 自分自身が重要と思われるもの10個まで絞り込む
- 選び出した10個を優先順位付けする
- 10個それぞれが自分に取ってどのような意味を持つか、なぜ大事なのかを深堀る
僕が選び出した10個は以下の内容です。

価値観リストワーク
自分自身の価値観を明確にしておくことで、人生の羅針盤となり、いざというときに客観的に、冷静になることができます。
書評まとめ
自分のことを自分が一番わかっていないことが、あらためてわかりました。
特に、「ナルシストは総じて、客観性がない」という言葉は、かなり刺さりました。

『超客観力』の目にとまった点。
- ペルソナ法
- Googleが重要視する知的謙遜
- SNSのアイコンは他人に選んでもらう
作業が多い本です。
自分自身に深く向き合う内容のものが多数あります。
全てのワークをやりながら読むと、読了までおそらく7日間くらいかかるでしょう・・・。
ワークをやってみて、自分自身の価値観、最も大事にしている部分がわかりました。
脳味噌を使う作業が多く、普段の思考の浅さが身に染みます。

おすすめの方
- 自己中心的な人
- ナルシストの人
- 自分に自信がある人
- 普段深く思考しない人
以上一つでも当てはまる方、ぜひ読んで見てください。
ポイント
自分の欲望を正しく知る「自己省察」力を磨き、「知的謙遜」を高めて、成長をしていくことが、人間特有の客観力を取り戻すコツ。