メンタリストDaiGoさんの『超習慣術』を読みました。
「ものごとを続けられない」と悩む方のヒントになる本です。

ざっくり概要
「習慣作りはつらくない」、習慣化してしまった方が、決定疲れがなく、脳にも優しい。
自分の行動は、意思でコントロールしているわけではなく、その大半が習慣的なものからきている。
逆に捉え小さなことを習慣化することで意思が強くなる。
この本がおすすめな人
- 何をしても3日坊主で継続力がない
- 飽きっぽい性格であれこれ気が散ってしまう
- 決断力がなく毎日感がることに時間を使っている
この本の情報紹介
2019年11月出版
239ページ、読了まで120分
メンタリストDaiGo 著
行動を習慣化するための、具体的な方法が複数提示されています。
一例として、
- If thenプランニング
- マジックナンバー4
- パブリック・コミットメント
など、良く聞くものも、あげられています。
正直全てを取り入れるのは不可能です。
自分に合うやり方を取り入れ、習慣化していくのがよいでしょう。
何個か試して、合う合わないを判断してみることが、おすすめです。
超習慣術の要約→意思に頼らず習慣化可能

DaiGo 超習慣術の要約→意思に頼らず習慣化可能
この本に出てくる、「If thenプランニング」は、自然と昔からやってましたが、考えなくていいので、すごく楽です。

本の概要
習慣化には、意思力は必要がなく、逆に小さな習慣を継続して行うことで、意思力が強化されていきます。
習慣と聞くと多大な労力が必要そうに思えますが、逆で、習慣にしてしまった方が、脳の負担が減り、継続が楽になっていきます。
習慣化のためへの、基本の5の習慣術から始め、それらをベースにして、本当の習慣化を目指す方法が書かれています。
目次
- 第1章:人生の50%を占める習慣的行動を操る【5つの超習慣術】
- 第2章:習慣が身につく確率を極限まで高める【7つの心理テク】
- 第3章:三日坊主にならない【習慣維持テクニック】
- 第4章:習慣の挫折をなくす【セルフ・コンパッション】
- 第5章:何年も直らない悪い習慣を駆逐する【8つのリバウンド対策法】
- 第6章:パートナーから親、子供まで【他人の悪い癖を直す方法】
第1章の5つの術をベースにして、第2章で成功の確率を上げ、第3章では習慣の継続方を伝授、という流れで進んでいきます。
第4章で、継続化できない原因が書かれているので、あらかじめ対策が打てます。
第5〜6章で、自分、まわりの人の悪い習慣の断ち切り方が紹介されています。
印象に残った内容
読んで印象に残った内容を要約していきます。
習慣化へのポイントになるであろう点をまとめました。
◯マジックナンバー4
何かの習慣を身につけたいときは、週4回以上行うとよい。
一回の量を減らして、週4回以上こなすことを目標にすると習慣化しやすいです。
◯6週目の罠
習慣化には、8週間を目標にすると良い。
最初、勢いで始めた人も6週間目あたりから差が出始めます。
そうならないためにも、最初から「8週間続ければ習慣化できる」と思ってやるといいです。
◯朝起きてすぐ行動するとよい
朝早い時間ではなく、起きてすぐの時間を利用することで、習慣化しやすくなる。
朝一は、コルチゾールが高まるので、これを利用するとよいです。
◯If thenプランニング
AになったらBすると決めておくこと。
例)朝起きたら読書をする、会社の席に座ったらまず掃除をするなど
ただ、悪い習慣をやめたい時は、If thenは向いてない
Ifは、なるべく毎日起こる条件で、決まった時間で、安定して起こり、同じ場所で行われる
◯セルフ・コンパッション
1日サボった位で、自分を責めてはいけない。
これは結構大事です。1日ダメで、できなかった自分を責めるのは、習慣化できない要因になります。
また、昨日できなかったから、昨日の分も含め今日は+1で、という考えもNGです。
◯成功と失敗はパッケージで考える
失敗と成功はつながっているということ。
失敗は成功するために必要なもの、と思えば、失敗への不安や恐怖も薄れていきます。
◯悪い習慣は、トリガーを考える
悪い習慣の発動前に、何をやってるか考える
悪い行動そのものじゃなくて、直前に何をしているのかを考える
◯逆説的介入
いつもやってしまう悪習慣を、逆に自分に時間を決めて強制してしまうのもあり。
例)勉強中、つい携帯を触ってしまう学生の場合
時間区切って1時間、強制的に携帯を触ることを義務付けるなど
意図的に行うことで、普段無意識に行っていることに対して、自己コントロール感が持てます。
そのため、やめるという判断もしやすくなります。
◯価値を正しく判断→セルフ・レギュレーション
人は未来の価値を低く見積もりすぎる傾向にあります。
たとえば、「1年後100万円もらえる」場合と、「1年1週間後に100万千円もらえる」場合だと、前者を選ぶ人が多い傾向にあります。
本当の価値を正しく判断できるようにして置くことが大事。
書評まとめ:『超習慣術』の要約→意思力は不要

まとめ:『超習慣術』の要約→意思力は不要【習慣化≠つらい】
- 習慣作りはつらいことではなく、習慣化してしまった方が、決定疲れがなく、脳のエネルギーをムダに消費しない
- 自分の行動は、意思でコントロールしているわけではなく、その大半が習慣的なものである
- 小さな習慣を積み重ねることで、意思が強くなる
習慣化はつらくなく、逆に習慣にしてしまった方が、体が楽になるということです。
「この習慣ダメだな〜」と思いながら、続けていることがある場合
▼
悪習慣を行う前に、自分が何をしているのかを思い出す
▼
悪習慣が発動する前の動作・行動をやめる
▼
悪習慣改善につながる!
悪い習慣そのものではなく、習慣の行動の前に目を向けるといいってことですね。

この『超習慣術』は、心理的な要素を使って習慣化する方法が書かれています。
全部行うのは、難しいですが、新しい習慣、挫折した習慣にチャレンジするのに、役立つでしょう。
おすすめの方
- 何をしても3日坊主で継続力がない
- 飽きっぽい性格であれこれ気が散ってしまう
- 決断力がなく毎日感がることに時間を使っている
以上一つでも当てはまる方、ぜひ読んで見てください。
“最後に”
成功と失敗はセット。失敗の後には、成功が来る。