樺沢紫苑さんの『インプット大全』の要約です。
インプットの質を上げたい、と思ってる方に合う本だと感じます。

ざっくり概要
80の基本的なインプットと、11の応用版のインプット法が紹介されています。
良いアウトプットのためには、良いインプットが必要。
インプット3:アウトプット7の割合で進めるといい。
アウトプット前提で、インプットすることで、インプットの質が変わってくる。
この本がおすすめな人
- 本を読んでもすぐ忘れる
- インプットの質を上げたい
- 日々のアウトプット内容がしょぼい
- 映画を見ても見終わった後、感想が言えない
本の情報紹介
2019年8月出版
読了まで120分
樺沢 紫苑 著
アウトプット大全の次に発売された、『インプット大全』ですが、アウトプットのためには、インプットが重要と考えています。
普段、ブログやSNSでアウトプットしているものの、中身や質に疑問を抱えている方の参考になる本です。
目次
『インプット大全』の要約→アウトプット前提でインプットする

『インプット大全』の要約→アウトプット前提でインプットする
アウトプットのレベルを上げるために、インプットの質を上げるのが重要ですね。

本の概要
アウトプット前提でインプットすると、必然的に質が上がる。
音楽も使い方次第では、良い効果も出れば、悪い効果にも繋がる。
情報の取りすぎには注意。
目次
- 1:インプットの基本法則ーRULES
- 2:科学的に記憶に残る本の読み方ーREAD
- 3:学びの理解が深まる話の聞き方ーLISTEN
- 4:すべてを自己成長に変えるものの見方ーWATCH
- 5:最短で最大効率のインターネット活用術ーINTERNET
- 6:あらゆる能力を引き出す最強の学び方ーLEARN
- 7:インプット力を飛躍させる方法ー応用編
1〜6で、基本の80項目が紹介されています。
応用編で、基本編にプラスされた11項目が紹介されています。
全てを行うのは、なかなか難しいため、この本の中身を通して言うと、3つずつ試していくのがいいでしょう。
印象に残った内容
読んで印象に残った内容。
読んで個人的に勉強になった部分を簡単にまとめています。
アウトプット前提でインプットする
アウトプットを最初から意識しておくことで、ただインプットするより、中身の精度が変わってくる。
たとえば、本を読んだ後に、感想を全く言えないようでは、それは読んだとは言えない。
読み終わった後に、SNSやブログで誰かに感想を伝えるていで読むと出口が大きく変わってくる。
セミナー、授業などで、ノートを取るのは2〜3割でOK
話している相手の、非言語の部分に着目して聞いてみると効果アップ。
また、セミナー等の質問コーナーでは積極的に質問をしよう。
質問ができる=人の話を聞いて、何がわからないか明確になっているということ。
自己成長のためには、変なプライドは捨てるべき。
音楽に関して
- 音楽は勉強前に聞く
- 就寝前45分間にクラシック
- 勉強中は静かな空間で作業
- 開始10〜15分前にテンポ早めの曲を聞く
音楽に関しては、さまざまな意見があるが、脳科学的見地では以上のパターンがベスト。
創造性を鍛えると、学力アップ→アートで可能
アートは現代の必須のビジネススキル。
絵が上手い下手、美術の点数なんてまったく関係なく、自分の感性を磨くうえで必要なスキルになってくる。
美術展に行った後に、10分程度でもいいので、感想を語れる位深く観察することが、インプット力を鍛えるのに役立つ。
日本の有名な美術館は、東京都美術館、大塚国際などがある。
目を閉じるのが、最高の休憩
仕事や作業に疲れた時は、スマホをいじるのではなく、目を閉じることで、集中力が回復できる。
ついやってしまいがちな、小休憩と思っての携帯操作。
これは疲れるだけで、全く効果なしで、逆に疲れをましてしまう結果になる。
情報と知識の最適バランスは3:7以下
DIKWモデル:知恵→知識→情報→データ
読書で知識を増やし、アウトプットで知恵を増やす。
情報を取りすぎると、知恵、知識に充てる時間が減ってしまう。
特にネットの情報は玉石混交で、必要なときに参照する程度でOK。
検索力を鍛えよう
・OR検索
「英語 勉強法 OR 学習法」
英語の勉強法や学習法を調べたい場合
・NOT検索
「英語 勉強法 - 留学」
留学以外の英語勉強法を調べたいとき
・ワイルドカード
✳︎に水(検索したいワードにアスタリスクを入れる)
「寝耳に水」を調べたい場合
学びを欲張らない
セミナーなどに行っても、3つ得られればいいかな位の勢いで臨む。
脳に一度で記憶できるのは、3つまで。
アウトプットまでのスピード感は重要なので、インプット直後にアウトプットを心がけるとよりよい。
書評まとめ:『インプット大全』の要約

『インプット大全』の要約
インプットしたらすぐ成果が欲しいところですが、実際今のインプットは10年後に実感できる。
だから、10年後の自分のために、今を努力することが大事。
すぐに結果がでなくて、つらいところもあるが、10年後の自分がどうなりたいかを明確にして、その状態に備えるために、インプットを続けましょう。
遊びも、読書やスポーツなど能動的娯楽を目標設定して行うと良い。
遊びにも、挑戦予想が加わると、自然と中身も変わってくる。
80+11個の法則がかかれているので、多いですが、自分が重要と思う3つから始めてみると良いでしょう。

おすすめの方
- 本を読んでもすぐ忘れる
- インプットの質を上げたい
- 日々のアウトプット内容がしょぼい
- 映画を見ても見終わった後、感想が言えない
以上一つでも当てはまる方、ぜひ読んで見てください。
“最後に”
ビールは1週間で500缶を、5本以下が理想とのこと。そして休肝日は週2日以上。なかなか難しいですね。